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万寿山聖福寺

聖福寺は日本に黄檗宗を伝えた隠元禅師の孫弟子にあたる、鉄心道胖禅師によって1677(延宝5)年に創建された寺。興福寺・崇福寺・福済寺とともに四福寺に挙げられる唐寺です。俗に広東寺ともよばれ、主に広東出身者からの信仰をあつめていました。

江戸中期の1705年に建立された天王殿は、反りのある屋根と黄檗天井が特徴の建物。殿内の中央に弥勒菩薩と背中合わせに韋駄天が祀られています。1716年に建てられた鐘楼は長崎県下に現存する最古のもの。一部に後世の改造はあるものの、創建当時の構造形式が保存されている建物です。鐘楼の中にある梵鐘は、開祖鉄心禅師の兄の意思を継いで、その子どもと母親によって寄進されたもの。鉄心禅師の没後7年に鋳造され、その鐘の音は遠く郊外まで響き、「鉄心の大鐘」とよばれ親しまれていました。戦時中の金属回収を免れた貴重な大鐘です。

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