旧石器時代からの変化

福建沿海地域で旧石器時代の遺跡は比較的多く発見され、主に福建西部沿岸の漳州や晋江に集中している。201〜2016年、福建博物院と平潭総合実験区社会事業局は、中国社会科学院考古研究所と協力し、平潭本島(海壇島)で先史時代遺跡の特別調査を行った。その結果、旧石器時代から新石器時代への移行期にあたる細石小器の遺跡をヶ所発見し、この地域における空白時代を埋める成果となる。2018年、合同考古チームが平潭島で新たに旧石器時代の遺跡を発見し、小規模な試掘を実施したところ、豊富な石器類が出土した。この遺跡は平潭総合実験区北䆢鎮の跨海村北側に位置し、見峰山の南側山麓の緩やかな斜面にある。北側はすぐに海壇海峡で、遺跡から海岸線までの直線距離は約00メートル。周囲は山に囲まれ、小さな盆地を形成し、南側に幅約200メートルの開口部があった。南側山麓には淡水の川が流れていて、旧石器時代の海水面が現在より低かった時期には、この場所は淡水の流れる小盆地であり、山を背にして海を望む風が避けやすい、当時の人々にとっては理想的な生活環境。採集された石器類の分布範囲は広く、号地点と号地点に区分されている。海抜はメートルで、範囲は約万平方メートル。ほとんどの石器が地表から採集されたが、一部は遺跡の急斜面の断面に見られる赤色粘土層から採集された。旧石器時代の文化遺物の一部は、近現代の耕作や建設活動により地表を撹乱された可能性があるが、この赤色粘土層は石器の出土した本来の地層であると推測されている。出土した石器の種類は、石核・石片・石器などであり、器形として大型の石片削器や、小型の礫石削器が含まれている。跨海村の旧石器時代遺跡の発見は、平潭島における旧石器時代の考古学的空白を埋め、これによって平潭島で人類が生活していた起源を、これまでの約6000年前から一挙に万年以上前まで遡ることができた。
福建省東部に位置する平潭島は、福建最大の島であり、台湾に最も近い場所でもあります。四方を海に囲まれたこの地では、強い海風とともに生きる暮らしが長く続いてきました。住民は代々、漁業や海藻の採取、貝の養殖などを生業とし、暮らしと海の距離が非常に近い地域。このような環境から、平潭の料理の特徴は新鮮な魚介類が手に入ること。海の幸を中心とした素朴で素材本来の味を活かすものが多く、蒸す・煮る・炒めるといったシンプルな調理法で仕上げられます。紫菜(海苔)、蟶子(マテ貝)、䩰(メスのカニ)、ハマグリなどの海鮮が日常的に使われ、味付けは塩気と出汁の旨味を活かした控えめなものが主流です。調味料の主張は強くなく、鮮度の高い食材がそのまま引き立つような味作りがされています。主食は米やもち米、年䊏(餅)、麺類など多岐にわたり、これらを海鮮と合わせた炒め物や煮込み料理が多く見られます。例えば、海鮮入りの炒年䊏や海藻スープ、魚を使った手作り麺などが地域特有の味わいとして親しまれています。平潭の料理には、潮の香りと生活の知恵がそのまま詰まっており、派手ではないけれど、毎日食べても飽きない〝素のうまさ〞があります。
