特集

民族の系譜と青銅神樹

れ、この根拠になっているのが、右上と左の「青銅神樹」という青銅器である。このモチーフといわれるが、扶桑は『山海は「扶桑の樹」経』「海外東経」の中で「、湯谷上有扶桑十日所浴在黒歯北居水中有大木九日居下枝一日居上枝」と説明されている。この漢文を訳すと「湯谷の上に扶桑國はあり、十の太陽がそこに入浴している。そこは黒歯國の北にあり、水の中にある大木、九つの太陽が下の枝にいて、一つの太陽が上の枝にいる」となる。二号祭司坑から発掘された最大の青銅神

樹、「一号青銅神樹(」写真右上)は九本の枝の上に、九羽の鳥の姿が見受けられる。一号青銅神樹の姿は『、山海経』の記載と一致しているようだ。しかしこの記述は、これまで日本の文化を取材してきた僕としては、このように受け取れる「。湯谷」とは温泉が流れる谷であり、「十の太陽」とは、十の異なる太陽信仰の民族。「黒歯國」とは、この文化の始まりの地域で「、水中にある大木」とは、たくさんの水がある地域の中にある大木。「九つの太陽が枝の下にいて、一つの太陽が上の枝にいる」というの

この記事でたどった場所

都市地図で見る →

同じ号の記事一覧

目次へ →